値引き
粗利を削る
要因
手数料
平台別に
確認
物流
返品と配送を
分ける
在庫
滞留コストを
見る
この記事の要点:売上があることと事業が健全であることは別です。チャネル別に利益が残る構造かを確認し、TP会社との役割分担も見直します。

1. この記事で整理すること

Tmall、JD、Douyinはそれぞれ販売構造が異なります。イベント値引き、広告出稿、KOL連動、返品対応、物流費が重なると、売上が増えても利益が残らない状態になります。

中国ECに既に出店している日本企業、D2C企業、海外事業担当者 にとって重要なのは、施策を始めることではなく、判断できる材料を持つことです。目的、費用、導線、リスク、改善の順番を整理してから進めると、外注先や社内関係者との認識違いを減らせます。

2. 最初に見るべき判断軸

項目確認すること判断ポイント
粗利率商品ごとの原価と販売価格を見る利益余地を確認する
値引きクーポン、セール、セット割を集計する売上の質を見る
広告費媒体別に費用と成果を分ける費用過多を防ぐ
手数料平台手数料、TP費用、決済費を確認する固定費を把握する
物流費配送、保管、返品の費用を見る見えにくい費用を出す
返品返品理由と再販可否を確認する商品改善へつなげる
在庫欠品と滞留の両方を見る販売機会と資金負担を管理する
KOL費用投稿費と売上導線を確認する費用対効果を見る
商品ページ転換率を確認する広告費の無駄を減らす
チャネル別損益Tmall、JD、Douyinを分けて見る利益が出る場所を選ぶ

3. 現場で確認する項目

実務では、きれいな資料よりも現場で確認できるチェック項目が役立ちます。以下の項目を事前に整理しておくと、依頼、診断、月次改善の会話が具体的になります。

  • 粗利率:商品ごとの原価と販売価格を見る。利益余地を確認する
  • 値引き:クーポン、セール、セット割を集計する。売上の質を見る
  • 広告費:媒体別に費用と成果を分ける。費用過多を防ぐ
  • 手数料:平台手数料、TP費用、決済費を確認する。固定費を把握する
  • 物流費:配送、保管、返品の費用を見る。見えにくい費用を出す
  • 返品:返品理由と再販可否を確認する。商品改善へつなげる
  • 在庫:欠品と滞留の両方を見る。販売機会と資金負担を管理する
  • KOL費用:投稿費と売上導線を確認する。費用対効果を見る
  • 商品ページ:転換率を確認する。広告費の無駄を減らす
  • チャネル別損益:Tmall、JD、Douyinを分けて見る。利益が出る場所を選ぶ

4. 進め方

01
損益表を作る
売上から全費用を差し引く表を作る
02
費用を分類
広告、値引き、手数料、物流、返品に分ける
03
原因を特定
利益を圧迫する項目を上から見る
04
改善実行
価格、広告、在庫、商品ページを調整する

5. 注意点

チャネル別損益を見ないまま売上だけを追うと、赤字販売が続く可能性があります。売上報告と利益報告は分けて確認しましょう。

  • セール売上を通常売上と混ぜない
  • 広告費とKOL費を別集計する
  • 返品と在庫滞留を軽視しない
  • TP会社にチャネル別損益を確認する
Practical Point
中国ECで利益を出すには、売上を増やす前に費用構造を見える化することが必要です。数字の分解が改善の出発点になります。

6. まとめ

Tmall、JD、Douyinで売上があるのに利益が出ない時は、広告費、値引き、手数料、物流、返品、在庫を分解します。チャネル別損益を見て、利益が残る販売設計へ変えましょう。

TmallJDDouyin利益管理中国EC